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ユーザの心のツボをつくヒロイン
ドラゴンクエストV 天空の花嫁
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スクウェア・エニックス (2008-07-17)
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下記のサイトでこれまでヒロインが非処女だったこれまでの騒動が紹介されていて面白いです。
非処女ヒロイン騒動もろもろ - はじめてのC お試し版
かんなぎの騒動自体にはあまり興味がなかったんですが、上記の記事を読んでいてユーザのヒロインに求めるツボを読むのは難しいなあと思いました。
今回の騒動とは少し話が変わりますが、私が特にヒロインの扱いがうまいと思ったもののひとつははドラクエ5のビアンカです。
今更ネタバレにもならないと思いますが、ドラクエ5では青年期の途中で結婚相手を選ぶイベントがあります。最近は新しい選択肢が増えたそうですが、ビアンカと結婚するかフローラと結婚するかという議論はリメイクされるたびによく見かけました。
ビアンカを選ぶ人の意見として、幼年期の付き合いなどを理由上げる人がいますが、今回の騒動を見ていてなんとなく主人公に再会したときや結婚相手に選ばれなかったあとも父親の面倒を見てそのまま独りで暮らしていたところが大きいのではないかと思いました。
ビアンカを結婚相手に選んだ場合、フローラはアンディとくっつきますがそれほど違和感は覚えませんでした。その当時読んでいた少女漫画や少年漫画でも恋愛ものは多くの場合、登場人物の男女比が1対1に近くなってきて、なし崩し的に手近な適当な相手とくっついて終わるパターンが多かったです。なので、ドラクエ5でフローラを選んだ後、ビアンカも誰かとくっついて幸せに暮らしているのだろうと考えていたのですが、この予想は裏切られました。
ここで堀井雄二氏が選ばれなかったビアンカのを見てプレイヤーがどう思うかを計算に入れてこういうシナリオにしていたのだとすればさすがとしかいいようがありません。
もし再開したビアンカの周りに主人公が選ばなかったときに伴侶にあるであろう男の存在がちらついていたら。もしビアンカを選らばなかった後、名も知らぬ男とビアンカが結婚していたら。そうであったならビアンカを選ぶ人は現在ほど多くなかったかもしれません。
これだけの背景を持つビアンカに対抗するため、フローラには能力的、金銭的にハンデをつけていますが、それでもなおビアンカの人気のほうが高く感じられます。
おそらくプレイヤーにエンターテイメントを提供するという考えがなければこういう仕掛けは作れないだろうと思いました。
一方で、これはある種の王道であるともいえるので、バハムートラグーンのヨヨのようなヒロインもそれはそれでプレイヤーに大きな影響を与えてくれました。
休載が決まったかんなぎですが、再開してどんな物語の結末を見せてくれるのかを楽しみに待っています。
覚めない悪夢の物語 断章のグリム
断章のグリム〈1〉灰かぶり (電撃文庫)
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甲田 学人
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今日の一枚

断章のグリムより時槻風乃。
常にゴスロリ衣装な幽霊ですが、何気に毎巻服装が違うので適当なデザインに。
ゴスロリは初めて描いたのですが、フリルとかレースとか細かくて絵にするのが面倒ですね。
あらすじ
曰く、この世界に存在する怪現象は、全て“神の悪夢”の欠片である。この悪夢の泡は人間の意識に浮かび上がると、急速に人の恐怖や悪意や狂気と混ざり合う。そして、現実世界を変質させながら溢れ出し、悪夢の物語を作り上げる。だが、浮かび上がった悪夢の泡が非常に大きかった時、個性が希釈されて物語の『元型』に近くなる。明示的、暗示的、様々な形で『昔話』や『童話』のエピソードに似たものになる―。
普通であることが信条の白野蒼衣と、過去を引きずりつつ悪夢と戦う時槻雪乃。人間の狂気が生み出した灰かぶりの悪夢の中で出会った二人が辿る物語とは―!?
オカルトが好きな人が楽しめる作品
『Missing 神隠しの物語』の作者の新作ということで読んでみました。8巻まで発売されているのですが、8が上下巻形式なので、とりあえず7巻まで読みました。オカルトや民俗学などの方面に造詣が深い作者なので、作品でもそういった知識がふんだんに使われているところがMissingと断章のグリムの特徴として挙げられます。
子のに作品で大きく異なっていることは、Missingでは未知の出来事に対する根源的な恐怖の描写がすばらしかったのですが、本作では見ている人の痛覚をえぐるような描写が多くなったことです。なので、残酷描写が苦手な人には向かない作品かもしれません。
童話(グリム童話だけじゃない)の物語に沿う形での怪異なので、オカルトの象徴学の観点から現象を分析していき、最終的に謎が筋道立って解き明かされます。こういったミステリーっぽい側面を持っているので、単純なホラーと違った楽しみ方の作品です。
以下は作品を読んでの感想なので若干のネタバレを含みます。
ありえない組み合わせのラブコメディ 『未満れんあい』 紹介
全然注目していなかったのですが、偶然アキバBlogさんのところで紹介されていたのを見て、面白そうだったので本屋に行きがてら購入しました。
今日の一枚

未満れんあいの私の現在のイメージはこんな感じ。
主人公をなぜ羊にしたのかは作中をご覧ください。
あらすじ
主人公の黒瀬一己は彼女いない暦=29年のもてないエロゲプログラマ。
そんな黒瀬が恋に落ちた。
でも相手の小沢ともえは中学一年生の女の子で・・・。
29歳でも思春期
読んでる間ニヤニヤさせていただきました。外で読まなくてよかったです。
これだけニヤニヤさせてもらったのはかがみふみを先生の『ちまちま』以来かも。
相手の小さな反応に過敏に反応してしまうところは『ちまちま』と同じですが、主人公29歳、ヒロイン13(?)歳と歳の差が10以上離れていて、さらに主人公の黒瀬のほうが舞い上がっているのが面白いです。
恋愛なんてまだ先の話だと思っていた少女
↑は帯に描いてあったアオリですが、まさにそんな感じ。
主人公・黒瀬との出会いにしても男の子にお付き合いを断りに行ったファミレスででした。
黒瀬を純粋に「面白い人」と評している現在から物語が続いていくに連れて、ともえの気持ちがどう変化していって成長していくのかがこの物語の見所になりそうです。
今後レギュラーになりそうなミカりんの従兄
まだ本名すら出ていないともえの友達のミカりんとそのミカりんがともえに紹介しようとしていた従兄。
従兄は第一話で2コマほどしか登場していませんが、どうやら黒瀬の勤めている会社の名前を聞いただけでわかるぐらいのエロゲオタの模様。次巻以降の活躍が期待されます。
その従兄もともえに気があるようでその辺りの展開を想像するだけで身悶えしますね。
というか、従兄は学生という設定けど、○学生がエロゲをやっているってのはもはや常識ですかね。
正統派年の差ペアの恋愛漫画
ギャグや萌え漫画としての歳の差のある男女のペアの話はいくつかありますが、ちゃんとラブコメ仕立てにしているのは実はあまり知らないです。
記憶に残っているのは甘詰留太先生の短編集の四十路の助教授と二十台前半の助手のお話。ちゃんとその年の差について悩み、結果結ばれることを選ぶストーリーが印象深かったです。
『未満れんあい』も思春期真っ只中なやりとりばかりではなく、現実問題としての年の差などについても扱っていきそうなところに期待をしています。
今巻でも黒瀬が中学校の前で、ともえを待っていたら不審者として通報されて警察に連れて行かれるシーンがありましたが、そういった困難がこれでもかと立ちはだかって行くでしょう。
というわけで、ニヤニヤしたり身悶えをしたいひとはぜひぜひ読んでほしい作品です。
思春期っぽい初々しさを楽しみたい人は買ってみてください。
夏目友人帳 霊の見える少年と妖の物語
今日の一枚
ちょっと前に実家に帰っていたときに読む機会があったのでそのときに描いた落書き。
漫画の登場キャラで気に入った面々を描いています。

あらすじ
高い霊感を持つ主人公、夏目貴志は祖母レイコの遺品の中から「友人帳」を発見する。この友人帳はその昔にレイコが妖怪をいじめて奪った名前を集めたもので、これを使えば友人帳に名のある妖怪を従えることができるというものだった。
自分の名を取り返そうとするものや、その力を我が物にしようとするものに教われるようになった主人公は、偶然封印を解いてしまったニャンコ先生に用心棒になってもらい、友人帳に名前のある妖に名前を返すことを決心する。
人と妖の関係を描く「妖怪漫画」
巻が進むに連れてどんどん面白くなっていった作品です。
妖怪ものの漫画は妖怪を退治することを目的とするものが多いですが、この作品は人と変わらぬ心を持った妖怪との触れ合いを描いている点が異なっています。この点から見ると、『蟲師』に近い性質を持った作品だと感じました。しかし、蟲師は人ならぬ存在の蟲と関わる人間ドラマを描いていますが、この作品は基本的に主人公と妖とのやりとりが中心になっています。
なので、妖怪退治のバトルものと期待してみると拍子抜けをしてしまいますので注意がいります。
妖の外見
そのためかわかりませんが、出てくる妖は人語を解する人の形をしたものが非常に多いです。そのため大入道のような人のデザインを少し崩したパターンと顔を隠す仮面か目隠しをつけた和服を着た美形というパターンが非常に多いです。個人的には三篠やニャンコ先生(本気モード)のような動物っぽい妖怪が好きなので、もっとこのタイプに出てきてほしいですね。ただこのタイプが出てくると大抵戦闘になってしまうので作品の雰囲気を損ねてしまうかもしれませんが。
主人公を取り巻く世界
主人公の妖に対する考え方を理解してくれる人はほとんど登場しません。霊能力者としても主人公は飛びぬけていますが、他のその力を生業としている人々は妖を対峙すべきものあるいは使役する道具としてしか見ていません。妖の見えない一般の人はいわずもがな。ある意味では主人公と一番思考が近いのは妖のほうなのかもしれません。
要素だけを取り出すと耽美的な作品に感じるかもしれませんが、そんなことはなくギャグパートも結構存在します。また、一話完結の話が多いですが、それぞれに登場する妖が非常に魅力的で、登場しなくなるのがおしいなあと思ってしまいます。
妖、和風、眼帯、お面といったキーワードにピンと来た方にぜひ勧めたい作品です。
アニメ化もされたそうなのでそちらも機会があれば見てみたいですね。

















